暑くてやる気が出ないのは夏バテの症状!原因と症状、仕組みを知って対策を!

夏、入道雲

夏、入道雲

暑くて暑くてたまりませんね!
電車に乗って汗も引いて「涼しー♪」と思っていたらもう降りる駅。
で、降りたらまた汗だくに・・・
なんてことを毎日繰り返していたら、ぐったりしてやる気も出なくなるってもんです。
そのやる気のなさは夏バテの可能性が高いですよ。

ところで夏バテとはいったい何なのでしょうか?
夏バテの原因や仕組み、症状などを知って夏バテ解消のための対策を練りましょう。




遠藤酒造場

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夏バテとは

夏バテにははっきりした定義はなく、正式な病気の名称ではありません。

夏バテとは、夏の暑さによる体調の崩れを総称して言っているようです。
「ばてる」とは、動けなくなるほど疲れることで、「果てる」から転じた言葉かもしれないということです。
もともとはスポーツや競馬で用いられていた言葉で、昭和30年代以降に一般にも使われるようになりました。
現在では夏になると必ず使う言葉ですが、実は比較的新しい言葉なのですね。

夏バテとは、夏の暑さのために体が弱ることなので、夏まけとか暑気あたりともいいます。
夏バテという言葉が使われていなかった頃は夏まけ、暑気あたりと言っていたのでしょう。
その頃はエアコンがなかったので、シンプルに暑さによる体力の低下や食欲不振だったと考えられます。
着物って袖が長かったり、身体の全面で布が重なる部分があったりして暑いですしね。
さらに帯を巻くと、サウナスーツかと思うくらい汗だくです。
なのに夏やせしない不思議・・・
話が逸れました。

現代の夏バテは、エアコンなどの冷房によって、会社やお店、電車などの涼しくて湿気の少ない屋内と、暑くて湿気の多い屋外を出たり入ったりすることで起こります。

現代の夏バテの仕組み

現代の夏バテの仕組みを見ていきましょう。

サウナで暑かろうが、水の中で寒かろうが、体温を一定に保とうとする恒温動物である私たちは、涼しいところから暑いところへ移動すると体温を下げようとします。
体が体温を下げるためには、汗をかくこと血管を広げることなどが必要です。
汗をかくのは、その汗が皮膚表面から蒸発するときに周りの熱を使って蒸発していく気化熱を利用した冷却方法で、例えば、冬場のお風呂上りで濡れたままだとどんどん寒くなっていくのと同じことを狙っています。
血管を広げるのは、皮膚の温度が体の内部の温度より低い場合(通常は低い)熱が高いほうから低い方へ移動することを利用した冷却方法です。
体の内部で温度が高いのは血管などなので、その血管の表面積を広くすることで熱をさらに発散させようとします。

私たちの体は身体の機能を保つために意識することなく、いわば自動的に体温を保とうとしています。
そのために体温が上がると身体を冷やすために「汗を出すぜ!」と力まなくても汗を出してくれたり、「血管を広げよう!」と考えなくても血管が広がり体温を一定に保とうとするのです。
これは自律神経の働きで、自分では意図的に動かすことのできないものです。
ということは、自律神経が正常に働いてくれないと体温を一定に保てずに体に熱がこもってしまうわけですが、電車に乗ったり外に出たりを繰り返すなどたびたび気温や湿度が急激に変わると、自律神経が行っている体温調節機能に負担がかかりすぎて上手く調節できなくなってしまうのです。
自律神経で体温などを調節できないとなると、私たちは自分では体内の温度調節が難しいので体調がおかしくなってしまうということになります。

また、日本の湿潤な気候も夏バテに関与しています。
湿度が高いとせっかく汗をかいても汗が蒸発しにくいので、体の表面の熱を逃がしてくれずに体がべたべたするだけということになってしまいます。




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夏バテの原因

夏バテは暑さによる症状の総称なので、原因もひとつではありません。
さらにひとつの原因が違う症状を引き起こすことも多いのです。

水分不足(大量発汗)

汗の量に対して摂取する水分量が足りていないことで体内の水分不足となります。
夏は少し動くだけでも1日2~3リットルの汗をかきますから、それ以上の水分摂取が必要なのです。

自律神経の乱れ

「現代の夏バテの仕組み」に書いたように自律神経が行っている体温調節機能に負担がかかりすぎてしまうことで自律神経が乱れます。

胃腸の状態不調(食欲低下)

大量発汗によるミネラルの減少が胃腸の状態を悪くさせます。
体温が上がると内臓温度も上がり、胃腸への血流が減少します。
汗をかくことで胃酸が減少し、消化能力が下がります。
暑いので水などをがぶ飲みすると胃腸が冷えて消化能力が低下したり下痢になったり、さらに胃酸が薄まるので消化能力が低下してしまいます。
胃腸の調子がよくないと体力もなくなり、疲れやすくなります。そして、やる気が出なくなる・・・
そうなってくると自律神経も働きにくくなるのです。
自律神経が働きにくいと体温が上がり・・・というように悪循環に陥りかねません。

睡眠不足

熱帯夜で寝付けなかったり、エアコンをつけっぱなしにして寒くて目が覚めるなどで睡眠不足になると体力が落ちて夏バテしやすくなってしまいます。

ストレス

ストレスがたまることで自律神経のバランスが崩れ、体温調節などがうまくいかなくなってしまいます。

夏バテの症状

  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 下痢や便秘など消化器官の不調
  • 立ちくらみ
  • めまい
  • むくみ
  • 熱っぽい
  • イライラ
  • 無気力、などなど

上記以外にも全身に症状が出ると思ったほうがよいでしょう。

体だけでなく精神面にも影響が出てきます。
普段から胃腸の弱い人や疲れやすい人は夏バテになりやすいと言われていますので、しっかりケアしていきましょう。
幼児や高齢者はとくに注意することが必要です。

 

体の不調がないのに暑さだけでやる気が出ないと思っていませんか?
もしかしたら自分の体の不調に気付けていないだけで、夏バテの症状が秘かに起こっているのかもしれませんよ。
「暑いからやる気出ないなー」と片づけずに、しっかり体のケアをして、夏バテを回復したり、予防しましょう!
夏バテの回復方法、予防方法、夏バテ対策の食べ物はこちら!