黒柳徹子の大腿骨骨折に学ぶリハビリの方法と骨折予防

骨

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黒柳徹子さんがご自身のインスタグラムで足を骨折していたことを報告してニュースになっています。
黒柳さんの出演する舞台を車いすで演じることになったため、ゲネプロ後の取材でびっくりしないようにとの黒柳さんの優しさが窺われます。
「とにかく、私は、元気です。」と書かれているように、取材の様子をテレビで拝見してもいつもと変わらずとってもお元気そう。
安心しましたが、同時に「なぜこんなにお元気なんだ?!」と思ってしまいました。
大腿骨骨折というと、高齢者が寝たきりになる入り口として有名ですが、それをみごとに覆した黒柳さんのリハビリ方法とはどんなものなのか、まとめてみました。
また、骨折を予防するにはどうしたらよいかも書いていきます。

 

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インスタで報告

骨折についてインスタで報告しています。
一部引用してみましょう。

実は、私、1ヶ月前に足を骨折してしまい、手術を受けました。
今回の「想いでのカルテット」は、車椅子を使って演じさせていただきます。
でも、みなさん、ご心配なさらないでくださいね。私は、とっても元気です。
手術してから10日後には、お仕事をしても大丈夫と、お医者様から許可をいただいて、レギュラー番組や、芝居の稽古に復帰していました。
足の経過は、順調で、骨が完全につくまでは、車椅子を使っての生活になりますが、相変わらずの食欲とともに、毎日リハビリに励んでおります。黒柳徹子インスタグラム

1ヶ月前に骨折し、手術。
その10日後には仕事に復帰。
車いすでの生活のようですが、リハビリは毎日しているようですから、完治もそう遠くないと思われます。

舞台に「totto」が?

ちなみに、黒柳さんの出演するお芝居「想いでのカルテット」が大阪/森ノ宮ピロティホールで公演されるそうですが、アンドロイドの「totto」も応援にくるようですね。

9月29日(金)の初日と10月1日(日)は、劇場内に私のアンドロイド「totto」が、応援しに来てくれるそうです💕
私に、そっくりです。黒柳徹子インスタグラム

「劇場内に」ということは、もしかしたら客席にいるということなのでしょうか?
観客に紛れてちょこんと座って黒柳徹子を観るtotto、というのをぜひ見てみたい!

 

大腿骨骨折

黒柳さんは「ちょっとデコボコしたところで、つんのめって右大腿骨を骨折した」ということですが、一番太いと言われる大腿骨なのに骨折してしまうものなのかと不思議ですよね。
だいたい大腿骨ってどこにあって、どの部分が折れやすいのか調べてみました。

大腿骨とは

大腿骨ってどこにあるかご存知ですか?
大腿とは足(太もも)のことですから、太ももにある骨のことです。
体の中で一番太い骨と言われていて、骨盤と膝の間にあります。

下腿横から

骨折しやすい部分

大腿骨で骨折しやすいのは骨盤に近い部分です。
骨盤とともに関節をつくっている部分、つまりジョイント部分は少し細くなっていますし、転倒したときに打ちつけてしまいやすいのでしょう。
あまりにも骨折しやすいので、人工骨頭置換術、骨接合術(CCS固定法・CHS固定法・髄内固定法)、人工関節置換術などの手術方法がしっかり確立されています。

手首も骨折しやすい

大腿骨以外にも転倒時に骨折しやすい部分が手首です。
転んだときにとっさに手をついて体を支えようとしてしまうものですが、支えきれずに骨が折れてしまうのです。
高齢者や閉経後の女性に多い骨折でコーレス骨折という名前まであります。
後ろへ転んでお尻のあたりを打ってしまうと大腿骨を骨折、前へ転んで顔面が当るのを避けようと手をついてしまうとコーレス骨折・・・というように、どこかが犠牲になってしまうのかもしれません。

寝たきり予防

高齢者は動かないと筋肉量がすぐ低下してしまいます。
風邪や脳卒中などの病気で1週間寝込んだだけでも筋力が衰えてしまうのです。
筋肉量が減ってしまうと体が思うように動かなくなります。
体を動かしにくいと動きたくなくなり、さらに「また転んでしまうのでは?」との不安から歩くことを臆してしまう方も少なくないようです。
しかし、寝たきりになってしまったら人の手を借りて生活しなければならず、寝たきりならではの病気や床ずれは避けられません
では、骨折から寝たきりにならないためにはどうすればよいのでしょう?

 

安静にしない

骨折から寝たきりにならないためにはどうするか、というと、「安静にしない」ということです。
というと少し違うかもしれませんが・・・
脳卒中でも昔は「安静第一」といわれてリハビリを始める時期が何か月も経ってからだったようですが、現在ではリハビリを早く始めるほどよいとされています。
脳卒中などでは体の状態がよいと医師が判断すれば1週間以内にリハビリを始めることが望まれています。
黒柳さんも手術の10日後には仕事に復帰したということですので、かなり早くからリハビリを始めたのではないかと推測できますよね。

大腿骨(イラスト)

黒柳徹子流リハビリ

黒柳さんは手術から10日で仕事に復帰しましたが、84歳というお歳でなぜそこまで早期の復帰ができたのでしょうか?
それには黒柳さんならではのリハビリ方法というか、考え方があったようです。

  • 「自分は大丈夫」と言い聞かせる
  • どうでもいいと思わない
  • 外見をきれいにして外に出る

高齢になるとどうでもいいと思いがちですが、そうは思わずに、外に出ることで身なりをきちんと整えて他人との交流を持つことが大事だと言っています。
また、骨折したからもうだめだ、と思わずに「自分は大丈夫!」と自身に言い聞かせていたとも言っていました。
よくアスリートが試合直前に「出来る!勝てる!大丈夫!」と自分でもコーチや周りの人からも言ってもらっているように、言葉にするだけで気持ちがしっかりしてくるものです。

若者にも骨折多い!?

NHKの「ガッテン!」でもやっていましたが、昔に比べて現代は若い人でも骨折が多いそうです。
20代でも転んだだけで骨折してしまい、検査をすると骨粗しょう症だったということもあるのだとか。
大腿骨を骨折をしても若ければ筋肉量の減少は少ないですが、それでも骨折しやすいなんて困りますよね。
どうしたら骨折を予防できるのでしょうか?

骨(ばんざいポーズ)

骨折予防

骨折を予防するにはどうしたらよいのかというと、

  • 転ばないように気を付ける
  • 筋力を維持する
  • 骨を強くする
  • そのためにカルシウムを摂る
  • カルシウムの吸収を助けるためにビタミンDを摂る
  • 日光浴をする

などがあげられます。

筋力を維持する

なにもムキムキにならなくてもいいのです。
鍛えるのではなくて、今の筋肉量を維持していくことが大事なようです。
そのためには、筋力トレーニングが一番ですので筋トレが出来る方や現在している方は継続していきましょう。
でも、筋トレが苦手だったり、続けるなんて絶対ムリ!という私みたいな方も多いのではないかと思います。
「筋トレ」と考えるのではなく、日々の動作を意識しながら生活するだけでも筋力を維持するのに少しでも役立つようですよ。
たとえば、椅子にもたれかからずに背筋を伸ばして座るだけでも腹筋や背筋を使うことになります。
立っているだけでも筋肉を使っているので、立つというだけでも運動になるのだと思えば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

足を上げて歩く

高齢者の骨折の多くは転倒によるものです。
骨折を予防するには転倒を予防することが必要ですが、どんなものにつまづくのかを知っていると転びにくくなるのではないでしょうか。
さて、ではどんなものにつまづくのかというと、家の中では座布団やカーペットなどだそうです。
黒柳さんは「ちょっとデコボコしたところ」でつんのめったそうですので、やはりほんのちょっとした段差だったのだと想像できますね。
つまり、階段や明らかに大きなものでつまづくのではなく、段差とも思えないくらいのものでつまづくのだそうです。
ということは、足をあげて歩いているつもりでも足が上がっていないということなのでしょう。
筋肉量の低下によって足があがらないのかもしれません。
だったら、一歩一歩「足を少しあげる」ことを意識して歩くとよいかもしれません。
家の中だけでなく、外を歩くときもほんの少し足をあげて歩くとよいですよ。
変な人に思われるのでは?と考えなくてもよさそうです。
というのも、少し足をあげる気持ちで歩くていどなら自分が感じているほど足はあがっていないものですから。
意識して歩く、これだけでも転倒の予防になります!

カルシウムを摂ろう

骨といえばカルシウム。
若いうちからカルシウムを摂ることが推奨されていますが、高齢者はなおさら摂取すべきです。

  • 乳製品
  • 桜エビ
  • しらす
  • 大豆
  • 葉物(小松菜など)

に多く含まれています。

大人用粉ミルク

最近では大人用の粉ミルクも人気があるようです。
特に救心製薬から発売されている「大人の粉ミルク ヨーグルト風味」は一杯あたりのカルシウム量が牛乳の二杯分に相当するとのことですから、カルシウムを摂取するためにはとてもよさそうです。
子ども用の粉ミルクではだめなの?と思いますが、子ども用のものには成長に必要な脂質と糖分が多く含まれていますので、大人が飲むと肥満や高血圧の原因となってしまいますからご注意ください。

ビタミンDを摂ろう

骨がつくられるためにはカルシウムが必要ですが、カルシウムを効率よく摂取するためにはビタミンDが必要となります。
ビタミンDは魚などに多く含まれていて、特に鮭などの大きな魚には多く含まれています。
魚以外にもいろいろな食物から摂取しましょう。
ビタミンDが多いといわれているのは

  • 魚(鮭など)
  • レバー
  • 干しシイタケ(天日干し)
  • きのこ類
  • 海藻類

バランスのよい食事をしていれば摂れるビタミンDですが、どうしても摂る量が少ないようでしたらサプリメントなどで補充すると安心ですね。

日光浴

食物以外からビタミンDをつくる方法があります。
というよりも、食物からの摂取よりも多くビタミンDをつくることができるようです。
それは日光浴です。
紫外線(UV-B)が皮膚に当たることでビタミンDが体内で生成されるのですが、紫外線(UV-B)はガラスや衣服など物理的なものを通さないため、外に出ない人は生成できないのです。
日焼け止めを塗って、長袖や日傘で完全防備するとビタミンD不足になってしまうようです。
出来るなら日焼け止めを塗らない状態で、陽射しを浴びながら一日に10~30分ほど散歩などをして日光に当るとよいそうです。
私は日光に当たると体調を崩してしまうので、日傘をささないで外を歩くことはできませんが、「ガッテン!」で「足の裏だけを日光に当てることでビタミンDが生成される」と放送していましたので、骨折予防のために足裏日光浴をしてみたいと思います。

紫外線アレルギーの原因と症状は?治療方法はある?予防と対策を考える

 

骨折しないためには、カルシウムとビタミンDを摂取し、筋力を維持していくことが必要だとわかりました。
また、骨折してしまっても出来るだけ早くリハビリを始めて、「自分は大丈夫!」と声に出して自分に言い聞かせようという心積もりができました。
骨折をしてしまった黒柳さんは大変だと思いますが、骨折の予防について理解する機会をいただけたことに感謝したいです。
早く黒柳さんの骨折が完治することを願っています。