花粉症でくしゃみを我慢すると脳血管が破裂するかも!?

鼻をかむ女性

鼻をかむ女性

花粉症や風邪でくしゃみを連発することって多いですよね。
会議中や電車の中などでは、周囲に気を使ってなんとか抑えようとしてしまいがち。
しかし、くしゃみを我慢するとのどや鼓膜に損傷が起きてしまったり、脳血管が破裂してしまったりするらしいです。
くしゃみを我慢したために死んでしまうなんてことにならないように、くしゃみは我慢しないようにしましょう。

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鼻と口を押えると危険

以前に鼻をつまみ口を閉じてくしゃみを抑えようとしたら、耳がツーンとなりました。
ツーンとなっただけなのでよかったのですが、これはヘタをすると鼓膜が破れてしまう行為なのだそうです。

鼓膜だけでなく、のどが破裂することもあるのだとか。
イギリスで首の腫れと激痛を訴えて救急外来を受診した34歳の男性の症例があります。

「患者は鼻をつまみ、口を閉じてくしゃみをこらえようとした後、首の辺りで破裂するような感覚を覚えたと話した」として詳細を説明。CAT(コンピューター断層撮影)のスキャン画像を見ると、抑制されたくしゃみの力によって喉の後部が破裂していたことが確認できた
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000030-jij_afp-int

くしゃみ・女の子

脳血管破裂する可能性も

くしゃみを我慢したために、両肺の間に空気がたまってしまうこともあるそうです。
肺と肺の間に空気がたまるというのがどういう状態なのかはわかりませんが、通常空気は肺に入っていきますから、正常ではありえない場所に空気がたまるということでしょう。
肺は空気を出し入れする臓器ですから空洞です。
ということは、肺と肺の間に空気がたまると、肺を圧迫してしまい、肺に入る空気の量が減少することになってしまいます。
つまり呼吸がしにくくなるということでしょう。

脳に脳動脈瘤(りゅう)という脳血管がコブのように膨張した部分があると、くしゃみを我慢した力でその脳動脈瘤が破裂してしまう可能性もあります。

脳・頭全体・血管風

脳動脈瘤が破裂でくも膜下出血

脳動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血を起こしてしまいます。
くも膜下出血になった方が3人いるとすると、1人は社会復帰できますが、1人は後遺症が残り、もう1人は死亡するという割合なのだそうです。

脳ドッグなどの検査で未破裂脳動脈瘤がみつかった場合、たとえすぐに手術が必要な状態ではないと医師が判断しても、くしゃみを我慢しないほうが安全です。

くしゃみの威力

くしゃみは肺から口や鼻を通して空気を排出する反射ですが、その威力はとても強くて時速120kmにもなるといわれています。
それほどの力が体内に向かってしまったら、鼓膜やのど、脳血管などに損傷を与えてしまうのも無理はないでしょう。

マスクをする女性

風邪・花粉症にはマスク着用

くしゃみは寒さを感じたり、鼻や気道などに入った異物を体外に出そうとしたりして起こる反射です。
くしゃみをしたときに口から飛び出すつばきの飛沫は数mにもなるというデータもあります。
我慢をしてはいけないけれど、周囲に飛び散らさないようなマナーも必要です。

風邪や花粉症のときは必ずマスクを着用しましょう。
マスクは風邪やインフルエンザを予防する意味もありますが、くしゃみや咳を周囲に向けないためのものでもあるのです。

女性・鼻・ハンカチ

ハンカチやタオルを持つ

でも、「マスクが嫌い!どうしても着けたくない!」」という方もいるのではないでしょうか。
そういう方にはハンカチタオルを常備することをおすすめします。
すぐに出せるように準備しておいて、くしゃみが出そうになったら口に当てましょう。
このとき、口を完全に押さえてしまうと鼓膜やのどに損傷を与えかねないので、ふんわりと、でも確実に口を覆うようにするとよいですよ。

ふだん、なにげなくしているくしゃみ。
くしゃみを抑えてしまうととても怖いのだとわかりました。

マナーを守りつつも、くしゃみを抑えることのないように心がけたいものですね。

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