烏という漢字の由来は?野口雨情とガラスの・・・林先生のことば検定+

1882年(明治15年)5月29日は野口雨情の生まれた日です。
雨情は童謡の名作をたくさん残しています。
代表作は『赤い靴』『シャボン玉』『雨降りお月さん』など数えきれませんが、中でも有名なのが「カラス なぜなくの カラスは山に~♪」で知られる『七つの子』です。

2020年5月5日の林先生のことば検定+では『七つの子』から問題が出ました。

そこで、烏という漢字の由来や「鳥」の字の成り立ち、野口雨情や童謡についてなど調べてみました。

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烏という漢字の由来は?

烏という字は、鳥の横棒が一本ない状態ですが、それはなぜなのかご存じでしょうか?
ということで、問題です。

問題 「烏」という漢字の由来は?

 青  中国では鳥といえばカラス
 赤  体が黒いことに関係
 緑  十代、仮面、靴

答えは?

正解は 赤 の「体が黒いことに関係」しているからです。

「鳥」の字の成り立ち

鳥 象形文字風イラスト

上の画像は象形文字風に描いたイラストですが、上部から顔、羽、足のように見えると思います。
顔の中に点がありますが、それがです。
ということで、烏にはない横棒「目」だということになりますね。

烏は目がない?

ではなぜ、烏には目がないのでしょうか?
それは、烏は身体が真っ黒なので目がどこにあるかわからないから、、、なのだそうです。
ということで、 赤 の「体が黒いことに関係」が正解なのですね。

『七つの子』について

大正10年に発表された童謡『七つの子』。
「ななつ」が七羽を指すのか、あるいは年齢の七つを指すのか、明らかにされていないため度々論争になるのだそうです。
野口雨情のお孫さんは「雨情には息子さんが7歳のころ、カラスについて会話をした思い出がある」として、それが詩のベースになったのではないか、と本に書いてあるそうです。

野口雨情について

1882年(明治15年)5月29日に生まれ、1945年(昭和20年)1月27日に亡くなっています。
茨城県に生まれ、東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学して、坪内逍遥を師と仰ぐものの1年余りで中退しています。
19歳から詩を作り始めますが、父親が亡くなり家督を継ぐために帰郷、資産家の娘と政略結婚させられます。
樺太、北海道、東京などで暮らす波乱万丈な人生だったようですが、1918年に再婚してからは詩の創作に励んだようです。

童謡界の三大詩人

童謡界の三大詩人の一人とされています。
野口雨情と北原白秋、西條八十が童謡界の三大詩人なのだそうですが、北原白秋はともかく西條八十って誰?とまったく聞いたことのない名前だったので調べてみました。

西條八十は『かなりあ』『鞠と殿様』の作詞家として有名なようです。
とはいっても私はなんとなーく聞いたことある程度でした。
唯一『肩たたき』だけは知っていました!
「母さんお肩をたたきましょ~♪」っていうあの歌です。

北原白秋は教科書に載っていたりするので、西條八十よりも知っている人は多いはず。
『雨降り』『ペチカ』などが有名ですよね。
タイトルでは??でも『雨降り』は「あめあめ ふれふれ かあさんが~♪」とか『ペチカ』は灯油の移動販売で流されている曲(地域や会社により違う曲も多数あり)といえばわかるかもしれません。

野口雨情の童謡

野口雨情の作詞した童謡はたくさんあります。
春の歌
あの町この町
船頭小唄
木の葉のお舟
シャボン玉
証城寺の狸囃子
兎のダンス
波浮の港
雨降りお月さん
黄金虫
紅屋の娘
磯原節
劇場の前
俵はごろごろ
七つの子
十五夜お月さん
青い目の人形
赤い靴

童謡とは

子供に歌われることを目的に作られた創作歌曲を指す。厳密には創作童謡(そうさくどうよう)と呼ばれる。

童謡

童謡とは、いつ誰が作ったともわからないような自然発生したわらべうたでもなく、学校で歌うために作られた唱歌とも違うもののようですね。
芸術性があり、子どもが歌いやすい、きれいな歌を作ろう!と言い始めたのが鈴木三重吉さんという方ですが、つまりその頃に近代的な音楽が西洋から輸入されたり歌謡曲が流行していたからなのかもしれません。
子どものための歌もその頃からたくさん作られ始めたと推測されます。

昭和の童謡

しかし、『七つの子』などいかにも童謡らしいものしかないのでしょうか?
野口雨情も北原白秋も大正時代の作詞家ですが、昭和や平成に作られた童謡ってあるのかな?と調べてみたところ、ありました。
「ピンポンパン体操」
「およげ!たいやきくん」
「山口さんちのツトム君」
「だんご3兄弟」
「ちいさい秋みつけた」
「おもちゃのチャチャチャ」
「ムーミンのテーマ」
などが童謡という位置にあるようです。

もしかしたら、童謡というジャンルにとらわれないで探してみると、子ども向けのとてもよい歌があるのかもしれません。
「みんなのうた」にはメジャーでなくても耳によい歌がたくさんありますし、テレビでは活動していない音楽家の方たちも子ども向けの歌を歌っています。
一時期、大人たちのあいだで「童謡ブーム」が起こりましたが、ブームで終わることなく歌い継がれる「童謡」がもっと作られることを期待しています。

緑のボケ

さて、今回は 緑 の解説が最後になってしまいました。
「最近、連想ゲームのようなボケを気に入っている」と林先生がおっしゃっているように、「十代、仮面、靴」はまさに連想ゲーム。
「カラス」ではなく「ガラス」ですよね。

ガラスの十代

「ガラスの十代」は1988年に発表された光GENJIの曲。
光GENJIはジャニーズの輩出したアイドルグループです。
光GENJIといえばローラースケート、ローラースケートといえば光GENJIですよね。

ガラスの仮面

「ガラスの仮面」は美内すずえの描く少女漫画で1976年から連載が始まりました。
『超人ロック』や『ゴルゴ13』のように現在でも連載が続いていることには執念すら感じます。

ガラスの靴

ガラスの靴といえば「シンデレラ」。
シンデレラのことを「灰かぶり姫」とも言いますが、シンデレラってその姫の名前じゃないそうです。
シンデレラの本当の名前は?と謎でしたが、本当の名前は「エラ」なのだそう。
英語で書くと「 Cinderella」ですが、「cinder」が「灰」という意味なので「Ella」が名前なのでしょう。
つまり「灰かぶりのエラ」ってことですね。

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