囲碁に由来する「死活問題」 囲碁は打つ?指す?林先生のことば検定+

囲碁(碁盤の上に碁器と碁石)

5月14日は「514」で「ごいし」の日です。
林先生は囲碁をまったくやったことがないそうです。
囲碁の歴史は大変古く、起源は今から約4000年前の中国だと言われています。
日本には6世紀~8世紀の頃、飛鳥時代には伝わっていたようで、貴族の嗜みとされていました。
また、武士たちにも愛好されていたようです。

囲碁に由来する言葉は「駄目」や「目論見」などがありますが、まだまだあるそうです。
ということで、石が生きている? 本因坊って? 打つ?指す? など書いていきます。

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囲碁に由来する言葉とは?

2020年5月14日の問題は「碁石の日」なので囲碁に由来する言葉についてです。

囲碁(碁盤の上に碁器と碁石)

問題 囲碁に由来する言葉は?

 青  目標
 赤  死活問題
 緑  ソロ、パルコ、アモーレ

伊語

答えの前に 緑 のボケを見てみましょう。
「ソロ、パルコ、アモーレ」これらは、「いご」は「いご」でもイタリア語の伊語
solo(ソロ)とは歌や演奏、演技などを一人で行うこと。
parco(パルコ)とは公園や遊園地。
amore(アモーレ)とは愛する人。
林先生は「二文字はボケ辛い」とおっしゃっていました。

答え

答えは 赤 の「死活問題」。

囲碁は白と黒とで陣地を囲い合うゲームですが、一方でお互いの石を取り合うゲームでもあります。
囲碁では碁盤の線が交差する点のうち、石の縦と横にある点を呼吸点と言います。
相手の石にすべての呼吸点を抑えられた石は取られてしまいます。
石が一つだとしても、たくさんあったとしても呼吸点を抑えられてしまった石は取られてしまうのがルールです。
囲碁では石は生きていると考えられています。
しかし、呼吸点を封じられると死んだ石となり、相手に取られてしまうのです。
いずれ取られることが決定している石を「死に石」とも言うそうです。
そうした石の生き死にを「死活」と言います。
その石が生きているのか死んでいるのかを見極めることが勝負を分ける重要なポイントなのだそうです。
そのように石の死活を問うことを「死活問題」と言います。

ということで正解は「死活問題」なのでした。
囲碁にほとんど接したことがない私としては、わかったようなわからないような問題でしたが。
日常生活で使われている言葉の中に、仏教に由来する言葉はたくさんありますが、囲碁で使われている言葉も案外多いのですね。
それだけ日本人の生活に囲碁が入り込んでいたのだと思います。
そうなると、囲碁を嗜んでみたい気持ちも出てきますよね。

目標

 青 の「目標」の「目」は、目印の「目」と同じ意味なので囲碁は関係ありません。
見てすぐわかるような印が目印なので、見たり行動したりするための印が目標ということになります。
碁盤の目のことか?とも思ったのですが、違うようですね。

打つ?指す?

吉野真治アナウンサーは「囲碁は打つ、将棋は指す。この違いも知っておいたほうがいいかも」とおっしゃっていました。
同じようにパッチンパッチンと置いていくものなのに、なぜ表現が違うのでしょうね?

囲碁は打つ

碁(囲碁)は「打つ」のだそうです。
明確な理由を書いている文献は無さそうですが、「盤外から石を置く」という動作が「打つ」という表現になったのだろうということです。
そういえば囲碁は始めるときに碁盤の上に一つも石が無くて、碁笥(碁器)から一つづつ石を出しては打ち込んでいきます。
碁盤目掛けて上からパッチーンと。
その動作が「打つ」とされた理由かもしれません。

将棋は指す

囲碁の「打つ」に対し、将棋は「指す」と言います。
これまた明確な理由を書いている文献は無いようですが、相手方向に「将棋盤の上で駒を移動させる」動作が「刺す」→「指す」となったのではないかと考えられているようです。
前に駒がなければどこまでもスイーっと前に動かせる香車の動きをイメージしてもらえばよいかもしれませんね。
ただ、将棋も「打つ」と言う場面があるそうです。
それは、相手から取って自分のものとなった持ち駒を盤外から盤の上に置くときです。
パッチンと打つのは持ち駒だけなのですね。

ということは、囲碁の「打つ」や将棋の「指す」は動作から生まれた言葉のように考えてよさそうですね。
そして、言い間違えるとちょっと恥ずかしいかもしれません‥‥。

本因坊

囲碁(打っている手)

囲碁の棋士として織田信長などに仕えたのが本因坊算砂です。
現在まで続く本因坊の初代です。
元々は家元でしたが、二十一世の本因坊が引退するとき、家元制から実力制にしたのだそうです。
本因坊戦と言われるように、本因坊の名跡を決めるための棋戦があります。

現在の本因坊は本因坊文裕で井山裕太棋士(九段)です。
5歳からゲームで囲碁を覚えて、アマチュアながら高段者のお祖父さんの影響を多大に受けたようです。
面白いと思うことと長年培うことが本因坊となることに必要なのかもしれません。

囲碁を嗜む

碁盤や将棋盤は材質もお値段もピンキリで、無茶苦茶高いものもあります。
碁盤なんて19路盤とか13路盤といって縦横の線が19本なのか13本なのかで盤が違うらしいです。
初心者向けに9路盤、6路盤などもあるようです。

しかし、初心者が碁盤や碁石を買ったって長続きするとは限りません。
おすすめは無料アプリでしょう。
日本棋院のスマホアプリのひとつで、囲碁の基礎がわかる「囲碁アイランド」などが気になります。

ところで、将棋マンガは「 3月のライオン」をはじめとしてたくさんあるのに、囲碁のマンガは将棋に比べると少ないのですね。
囲碁(と将棋)を嗜むには、まずはマンガを読もうかなぁ。

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