昭和47(1972)年5月15日は、沖縄の施政権がアメリカ合衆国から日本国に返還された日です。
終戦から27年後のことでした。
半世紀ほど経った現在でも米軍基地や経済格差など沖縄をめぐる問題は深刻です。
一方、日本を代表する一大リゾート地としての発展もめざましいものがあります。
ゴーヤチャンプルー、ラフティ、海ぶどうなど沖縄ならではのおいしい食べ物もたくさんあります。
林先生は海ぶどうが大好きでスーパーで見かけるとつい買ってしまうのだそうです。
たしかにあのぷちぷち感はやみつきになりますよね。
また、沖縄といえば名物の「ソーキそば」が絶品です。
ということで、この日の「林先生のことば検定」は
沖縄の「ソーキそば」、「ソーキ」の由来は何でしょうか?
という問題でした。
青 好き
赤 櫛
緑 株は長い目で・・・
この日の緑は「そうきそば」ではなく「ちょうきそうば(長期相場)」なのだそう。
思わず、上手い!と思ってしまったのは私だけでしょうか。
ソーキそばの「ソーキ」は何のこと? 沖縄そばとソーキそばの違いとは? 沖縄のたべものを家庭で味わうことはできる?など書いていきます。
沖縄そばとソーキそばの違い
沖縄そばとソーキそばの違いは、
沖縄そば・・・沖縄のそば全体
ソーキそば・・・沖縄そばの一種
です。
沖縄そばといえば、豚バラ肉を甘辛く煮込んだ三枚肉が入っているものを指します。
ソーキそばは豚は豚でも骨付きのいわゆるスペアリブが入っていて、ソーキとは豚のスペアリブのことなのです。
スペアリブ=あばら骨=ソーキ
ではなぜ豚のスペアリブのことをソーキと呼ぶのかというと・・・
スペアリブとはあばら骨、つまり肋骨のことですが、豚の肋骨の見た目が櫛の形に似ているところから、
「櫛で梳(す)く」 → 「梳き」 → 「ソーキ」
と訛っていったのだそうです。
ということで正解は赤の「櫛」でした!
沖縄そばは中華めん
ちなみに沖縄そばはそばとは言ってもそば粉ではなく小麦粉で作られています。
だしはかつおと豚骨が基本であっさりからこってりまで様々なタイプがあるそうです。
ソーキそばとは、麺はいわば中華めん、だしは和風で具はスペアリブという実はすごい組み合わせの食べ物だったのですね。
グッドモーニング火曜日のコメンテーターである中尾彬さんは「好きじゃない」と言っていました。
ソーキそば、美味しいのに!
ま、人によっては好き嫌いがあるのはソーキそばに限りませんよね。
家庭で味わう沖縄料理
レトルト食品として売られていたり、通信販売などで買うことができたりするためご自宅でも沖縄料理が味わえます。
ソーキそばも通販で買えますよ。
沖縄そばにはソーキそば以外にも八重山そばなどがあります。
八重山そばにはピパーチが必需品ではないでしょうか。
ピパーチは島胡椒とも言って八重山地方にはそこらじゅうに自生している胡椒に似た植物ですが、ヒハツとも言います。ヒハツといえば、はるか昔のインド料理でも使われていたスパイスでもあるのです。
インドに昔からあるスパイスが現代の沖縄にあるなんてとっても不思議な感じがします。
ソーキそば
ゴーヤチャンプルーの素
タコライス
ラフティ
八重山ソーキそば
ピパーチ(ヒハツ・島胡椒)