岡江久美子さん急逝!新型コロナによるサイトカインストームが原因?

悲しむ天使

岡江久美子さん急逝のニュースに誰もが信じられない思いでいることでしょう。
志村けんさんの時も信じたくないと思いましたが、新型コロナウイルスに感染し入院していた報道があったので少しは心の準備というようなものを持ち合わせていました。
が、岡江久美子さんは感染も入院も報道がないままの急逝報告でした。
岡江久美子さん急逝から見る自宅療養の怖さ、新型コロナウイルス感染症の軽症とはいったい何なのか、重症化する条件はあるのか、サイトカインストームとはいったい?など書いていきます。

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岡江久美子さんとは

本名は大和田 久美子(旧姓:岡江)さん。
1956年8月23日生まれ。
1975年に芸能界デビューしています。
『連想ゲーム』に5年間出演、1983年にはその番組で共演していた大和田獏さんと結婚し、おしどり夫婦として有名でした。
1996年から2014年までの17年半、『はなまるマーケット』の総合司会を務めています。

数々のドラマやバラエティに出演していますが、それだけでなくレシピ本やジャズ・シンガーとしてアルバムを出して

急逝

とにかく明るくて元気というイメージしかない岡江久美子さん。
感染や入院の報道がなかっただけに 突然 としか思えず、ショックも大きいです。

報道によると、4月3日に発熱したあと6日朝に病状が急変、緊急入院した後のPCR検査で新型コロナウイルス陽性と診断されています。
その後も集中治療を受けていましたが、23日午前5時20分に肺炎のため亡くなりました。
63歳でした。

自宅療養の怖さ

家族に感染させてしまうということはもちろん、自宅療養中に急変すると、もう手遅れという可能性だってあり得ますよね。
一人暮らしの方などは急変しても助けを呼べずに孤独死してしまう可能性もあるかもしれません。

軽症の定義

傷病程度とは、救急隊が傷病者を医療機関に搬送し、初診時における医師の診断に基

づき、次の5種類に分類している。傷病程度に基づく分類は次のとおりである。

(1) 死亡:初診時において死亡が確認されたものをいう。

(2) 重症(長期入院):傷病程度が3週間以上の入院加療を必要とするものをいう。

(3) 中等症(入院診療):傷病程度が重症または軽症以外のものをいう。

(4) 軽症(外来診療):傷病程度が入院加療を必要としないものをいう。

(5) その他:医師の診断がないもの及び傷病程度が判明しないもの、並びにその他

の場所に搬送したものをいう。

なお、傷病程度は入院加療の必要程度を基準に区分しているため、骨折等で入院の

必要はないが、通院による治療が必要な者は軽症として分類されている。

総務省消防庁の「平成30年版 救急救助の現況」

簡単に言うと「軽症」とは「入院が必要ない」ということです。

新型コロナウイルス感染症でいえば、どんなにせき込んでも、息苦しいくてつらいという自覚症状があっても、酸素を取り込めていれば、つまり酸素吸入器を使う必要がないと判断されれば入院することにはならないので「軽症」であるということになってしまうのです。

上の定義で中等症は「3週間以内の入院が必要」ということになりますが、新型コロナウイルス感染症が急変するということを考えると、どこまでが軽症でどこからが中等症なのかわかりませんよね。

悲しむ天使

重症化する条件?

軽症者が急変する条件は何なのでしょうか?
もちろん、研究が始まって間もない今の段階ではすべて憶測にすぎないと思います。
志村けんさんのように肺炎の手術や胃のポリープ除去などをしていたり、喫煙なども重症化の条件になりそうですね。
あとは免疫力が低下すると重症化しそうだと素人は考えてしまします。

岡江久美子さんは去年の末に初期の乳がんの手術を受けていたようです。
そして、今年1月末から2月中旬にかけて放射線治療を行っていたことにより、免疫力が低下して重症化したのではないかと岡江久美子さんの事務所は言っています。
ただ、日本乳癌学会理事長である井本滋教授は、

「早期の乳がんで手術を受けた後、再発率を下げるために放射線治療を行うことがある。放射線治療を受けた患者で、まれに肺が部分的に炎症を起こすことや、免疫をつかさどる白血球が減少することもあるが、新型コロナウイルスによって重症化する原因になるほど、免疫力が下がるとは考えにくい。同様の治療を受ける患者さんについては感染予防を徹底する必要はあるが、過剰な不安は抱かないでほしい」

俳優の岡江久美子さんが肺炎で死去 63歳 新型コロナに感染

と話しています。
ということは、去年の末頃の手術が現在の免疫力低下にはつながらないし、放射線治療でも重症化の原因になるほどの免疫力低下にはならない、ということになります。

サイトカインストーム

「免疫細胞が暴走し正常な細胞までダメージを受ける」ことをサイトカインストームというそうですが、これが起きることで重症化する可能性も考えられるのだそう。

免疫細胞はサイトカインを分泌してがん細胞やウイルスに感染した細胞などを標的として攻撃します。
サイトカインには「炎症性サイトカイン」と「抗炎症性サイトカイン」があり、炎症を起こしたりそれを抑えたりしていますが、そのバランスがくずれて炎症性サイトカインばかりが分泌されてしまうことがあるのだそうです。
サイトカインはほんの微量でも作用するのだそうですが、それが大量に生産されてしまうと血液の流れに乗って全身へ影響を与えるであろうことは想像に難くありません。
これは自己免疫疾患といって今までも耳にしたことがある疾患だと思います。

炎症性サイトカイン
「ヤバそうな細胞発見!撲滅に向かってください!」などと指令を出したり、炎症を起こしたりする作用

抗炎症性サイトカイン
「ここら辺もうOKです。お疲れさまでしたー」などと指令を出し、炎症を抑える作用

医師の目が届くことを望む

もし自分や家族が新型コロナウイルスに感染してしまったら、本当に自宅待機で助かるのでしょうか?
現時点では軽症者は自宅にいることで急変しても医療関係者の目は届きません。
風邪やインフルエンザはほとんどの場合4日で回復し、新型コロナウイルス感染症で回復する場合7日程度だということです。
もちろん7日を大幅に超えても回復する人だっていると思います。
岡江久美子さんの場合、3日に発熱して6日朝には急変と発熱から4日経っていません。
風邪かもと思っているうちに重症化することは例外だと思いたいですが、本当に例外なのでしょうか?

医療関係者は本当に大変だと思いますが、それでも医療関係者の目が届くような待機システムを構築していただけたら、、と願います。

どうか安らかに‥‥

徹子の部屋 岡江久美子さん特集を観ました。
いるだけでその場が明るくなる岡江久美子さんがそこにいました。
なんて大事な人を芸能界は失ってしまったのでしょう。

岡江久美子さん、ありがとうございました。

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