雨が降ると憂鬱になります。
何が嫌って、電車や車に乗る時に傘が濡れていることがとっても嫌です。
着ている服や車の座席を濡らしてしまったりしますよね。
電車などでは周りの人を濡らしてしまわないかとヒヤヒヤしてしまいます。
今使っている傘はそれなりに水を弾くものを購入したのでものすごく気になるというわけではありません。
が、やはり長年(5年くらいかな?)使っていると生地が劣化してきて水を弾かなくなってきました。
そろそろ買い替え時だと思うのですが、まだ使える(笑)
今の傘が使えるうちに次に買う傘の候補を決めたいと思います。
やはり水を弾く生地がいいなー。
ということで、水を弾く傘を調べました。
「クールマジック」
蓮の花や葉は池の中の泥に植わっているのですが「どうして泥が付いていないのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
それにあの大きな葉がびしょびしょに濡れているのを見たことがありませんよね。
葉の真ん中の窪んだところに水が溜まって不思議な気がしたのを覚えています。
そういえば蓮の葉だけでなく里芋の葉も同じですね。
里芋の葉なんて田舎でないと目にすることはなさそうですが。
そんな蓮の葉の構造を再現した傘地素材「ウォーターバリア」を使用している「クールマジック」という傘が気になっています。
このクールマジックというシリーズは、もう2年も前には売り出していますから、持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
このシリーズには「富山サンダー」と「ガールズ富山サンダー」があります。
濡れない生地だけでなく繊維強化プラスチックを骨に使っているので、強風にも耐えられるそうです。
ハスの葉の構造
さて、蓮の葉の構造ですが、葉がすっごく細かいエンボス加工のようになっているのだそうです。
そこに水滴が付くと、エンボス加工の上にその水滴が乗るのです。つまり凸凹の窪みのほうには水が入り込まない構造。
ということは葉を水平にしておくと水は葉に乗ったままだけど、葉を斜めに傾けるとそこに乗っているだけの水はエンボス加工の上を滑っていくというわけです。
これをロータス効果とかハス効果といいます。
エンボス加工のシャモジを思い浮かべてもらうとイメージしやすいでしょう。
あのエンボス加工の極小サイズが葉の一面にあると考えてください。
どこで買えるの?
amazonなどの通信販売でも購入できるようです。
デパートなどの傘売り場でも売っている可能性はありそうです。
一番確実なのは、傘専門店「シューズ」に行くことでしょうね。
自由が丘駅から徒歩1分なので、雨でも駅から走れます(笑)
1階から3階までの売り場はもちろん傘ばかり。
4階もありますが、バイヤー向けのフロアなので一般客は入れないそうです。
濡れない傘「ヌレンザ」
クールマジック以外にもハスの葉構造の生地で傘を作っている傘屋さんはあります。
サイトにはお値段が載っていないのでわかりませんが、1本3万円以上するらしいです。
そして、注文から発送まで最大3ヵ月を要する大人気の傘なのです。
何がびっくりってこちらのサイトは「English」だけでなく「French」にも対応しているってところですよ。
海外からの問い合わせも多いのでしょうね。
こちらの傘「ヌレンザ」も気になりますよね。
和傘
傘が濡れているのも嫌だけど、その傘を閉じてネームバンドで留めるのも濡れちゃって嫌なもの。
そういえば和傘ってネームバンド無いけどどうしてるんでしょう?
和傘と洋傘では本体の構造が違うようです。
洋傘は畳むと傘の生地が骨の外に出てくるので、それをネームバンドで留めないとあちこちに雨水を付けまくるわけです。
それに対して和傘は畳むと生地が骨の内側に入るような構造になっているのだそう。
だからネームバンドは必要ありません。
そのかわり、和傘は畳んだ状態で持つときは柄を下にして持ちます。
だから持つ場所は雨に濡れていたところ。
つまり和傘をさしていて電車に乗る時は、やはり手は濡れてしまうんですね・・・
和傘、いいなぁと思ったけど、修理に相当料金がかかるようです。
コンビニで簡単にビニール傘が買えてしまう昨今、皆が和傘をさして壊れないように注意しながらゆったりと歩けたら世の中が穏やかに変わっていくのではないかな、なんて考えてしまいました。
どうか和傘職人さんが絶えませんように!
傘を畳んだ時の水の払い方
傘を畳んだ時、ついつい柄を持ってぐりぐりと回して水を払っていませんか?
私はやってましたよ。ぐりぐりばっさばっさと。
でも、傘の構造からみるとその動きって傘にとって負担なのだそうです。
傘の負担にならない水の払い方は「傘を開いたり閉じたりする」払い方。
それで水が払えるらしいです。
超撥水効果のある高い傘や和傘を買えない私達が覚えておいて損はないでしょう。
さて、皆さんは今年の梅雨、どんな傘をさしますか?
参考サイト