刺青とタトゥーってどのくらい深く刺す?痛いの?

タトゥーを施す男性

知花くららさんに刺青があるのでは?という噂がありますね。
どこに入れているのか想像したのですが、そのとき刺青とタトゥーの違いってなんなんだ?と疑問に思ったわけです。
で、
刺青とタトゥーって違うの?
刺青って痛いの?
どのくらい深く針を入れるの?
などなど、
興味はあってもそう簡単に刺青は入れられないので、動画などで確認してみました。
あ、痛さは人それぞれでしょうけど。

違いなんてない

「刺青」「入れ墨」「タトゥー」に違いはなさそうです。
これらは、針や刃物で皮膚に傷をつけて、そこに絵具や墨などを擦りこんで文字や絵を描くことをいいます。
また、彫った文字や絵のこともこう呼びます。
「刺青」は、谷崎潤一郎の短編「刺青(しせい)」が発表されてから刺青と書いて「いれずみ」と読むようになったそうです。
今では「入れ墨」よりも「刺青」と書いてあることが多いですよね。

「入れ墨」というと前科者というイメージではないですか?
調べてみると、江戸時代に前科の印として腕や顔に彫り物をされていたようですから、前科者というイメージは当りでした!
時代劇などで、ときどき腕に黒い彫り物があるこわもてのおっちゃんが出てきますが、あの細い腕章みたいなものが入れ墨でしょう。
この前科者に入れているのは「刺青」でも「タトゥー」でもなく「入れ墨」と表示するようです。

ところで、前科者の顔の入れ墨ってあまりお目にかかりませんよね。
どんな模様を入れるのでしょう?
wikipediaをみると

江戸時代には左腕の上腕部を一周する1本ないし2本の線(単色)の入れ墨を施す刑罰が科せられた。施される入れ墨の模様は地域によって異なり、額に入れ墨をして、段階的に「一」「ナ」「大」「犬」という字を入れ、五度目は死罪になるという地方もあった。wikipedia

とあります。
「一」から始まって「犬」になると死刑だなんて、漢字文化ならではですよね。

ちょっと話がずれてしまいましたが、彫り物としての「刺青」「入れ墨」「タトゥー」に違いはないってことです。
「刺青」にも「タトゥー」にも機械彫りもあれば、手彫りもありますし、洋風な図柄の「刺青」もあれば、和風な図柄の「タトゥー」もあり得るってことになります。

彫り物の呼び方はそのほかにもいくつかあって、それらを並べてみるとこんな感じ。

  • 刺青(いれずみ)
  • 入れ墨(いれずみ)
  • タトゥー(tattoo)
  • 文身(ぶんしん)
  • 紋身(もんしん)
  • 倶利迦羅紋々(くりからもんもん)
  • 紋々(もんもん)
  • 彫り物(ほりもの)

痛そうです。閲覧注意!!

痛いの?

そりゃ痛いでしょう、針が皮膚に刺さるのですから。

人間の皮膚には危険回避のために痛点という痛みを感じるものが備わっています。
体の部分によって痛点が多いか少ないかの違いはありますが、たいてい針を刺されればどこもかしこも痛いはず
そして、痛点は表皮と真皮の間にあるので、下でも書いていますが針が刺されば当たる確率は高いのです。

こちらも痛そうですので、閲覧注意!!

針ってどのくらい深く刺す?

刺青とタトゥーで深さが違うともいわれているようですが、動画などで確認してもさすがにその違いはわかりませんでした。
ただ、刺青が一生消えないことを考えるとどちらも表皮に刺しているわけではなさそうです。
表皮の厚さは0.06-0.2mmといわれています。
0.2mmってどれくらいの厚さかというと、標準的なコピー用紙が一枚約0.09mmなので、コピー用紙2枚くらいということになります。
で、この表皮は約28日周期で新しいものに入れ替わっていきます。
いわゆるターンオーバーってやつですね。
もし、表皮に刺青をしても年月を経ると薄くなって消えてしまうでしょう。

ということはその下の層、真皮までは針を入れているはず。
真皮は厚さが約2~3mmありますし、ターンオーバーしませんから刺青は一生消えないですね♪

手と機械での痛みの違い

機械が登場するまで手彫りだけだったはずですよね。
が、今では手彫りをよしとする彫り師さんでも「筋彫りだけは機械でする」という方もいるほど。
なんでも「筋彫りは、手彫りより機械の方がきれいに彫れる」んだとか。
文明って素晴らしい。

機械と手で彫るのでは痛みが違うのでしょうか?
といっても痛みはその人の感覚ですから、他人にはわかりません。
注射でも痛いときがあれば痛くないときもありますが、あれは新人の看護師さんが躊躇しながらゆっくり刺したときが痛いようです。
もちろん、新人でも躊躇なく針を突き刺せば痛くないでしょう。
皮膚の表面をピンと張って、スッと針を刺せばそれほど痛くないのですが、ゆっくり刺すと皮膚が針でたわむから痛いようです。
動画を見比べてみると、機械彫りでは皮膚をピンと張っていないので、針を刺すたびに皮膚が揺れていますが、手彫りの動画では左手でしっかり皮膚を張っていますので、あまり皮膚が揺れていません。
この二つの動画だけでいえば、機械彫りのほうが痛いかもしれませんね。

機械か手かの違いではなく、彫り師さんが皮膚をしっかり張るか張らないかで痛みが違ってくるのかもしれません。

アートメイク

今ではアートメイク(アートメーク)といって、眉やアイラインなどに墨を入れてしまうということもしているようです。
流行には乗れなくなりますが、「化粧の手間が少なくなって嬉しい♪」って喜ばれているんだとか。

若気の至りで刺青を入れたかったのに入れ損ねてしまった私としては、刺青って憧れだったりしますが、もう入れる機会はないでしょう。
これから刺青を入れようとしている若い方はよくよく考えてくださいね。

知花くららの刺青はどこにある?胸?脚?うなじ?

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