テレ朝の「グッドモーニング」での「林先生のことば検定」が興味深かったので取り上げてみました。
春野菜
あっという間に春が終わり夏がやってきそうですね。
春が終わる前に春キャベツや新タマネギなどの美味しい春野菜を召し上がりましたか?
今の時期から五月にかけて美味しくなるのがゴボウです。
新ゴボウで作ったキンピラは香りも良くシャキシャキとした歯ごたえが絶品ですね。
そこで問題です
「きんぴらごぼう」の「きんぴら」の語源は何でしょう?
青 金毘羅宮(こんぴらぐう)
赤 金太郎の息子
緑 不良少年
今日の緑、「きんぴら」ではなく「ちんぴら」です。捻りもなにもない・・・
青の金毘羅宮(こんぴらぐう)は、正式には「金刀比羅宮(ことひらぐう)」といい、香川県琴平町にある神社です。
「金毘羅船々」という民謡が有名です。
金毘羅参りは江戸時代には伊勢神宮へ向かうお伊勢参りに次ぐ人気だったそうですが、「きんぴら」とは関係ありません。
正解は?
ということで正解は赤 金太郎の息子です。
金太郎は平安時代の武士「坂田金時(さかたのきんとき)」の幼名だとされれています。
そして金時の息子が「坂田金平」なのです。
この金平の名前が有名になったのは、江戸時代に「金平浄瑠璃」という浄瑠璃が作られたからです。
あの金時の息子ですから金平は強くて大変勇ましい人物として描かれました。
そのため江戸時代に「きんぴら」とは強く荒々しいものの代名詞だったのです。
一方、ゴボウは精のつく食べ物だと考えられていましたし、唐辛子のぴりっと強い辛さが金平の強さと通じるとして「きんぴらごぼう」という料理の名前ができあがったのだそうです。
ただし、近年の研究では坂田金時も息子の坂田金平も実在したのかどうかは疑わしいとされています。
きんぴらごぼうの作り方
ゴボウは泥付きのものを選びましょう。
皮は包丁でこそげ落とさないほうが風味が損なわれませんので、たわしで擦る程度にしましょう。
厚さ2~3mmの斜め切りにして、それをずらしながら重ねて2~3mm幅に切ります。
切ったゴボウはアク抜きのためにすぐに水を張ったボールに入れていきます。
ニンジンもゴボウと同様に切ります。
赤唐辛子は辛さを抑えるため種を取り除きます。辛いのがお好きな場合は敢えて種を入れてみては?(少しえぐみが出るかもしれません)
みじん切りにしますが、輪切りでも良いでしょう。すでに輪切りになっている赤唐辛子も売っていますよね。
ゴボウ 200g
ニンジン 50g
赤唐辛子 1~2本
ごま油 大さじ1
みりん 大さじ3
醤油 大さじ2.5~3
いりごま 大さじ1
- 深めの鍋にごま油を大さじ1入れ点火。
- ゴボウを鍋に入れ、中火で炒める。
- ゴボウが透き通ってきたらニンジンを加えて数分炒める。
- みりん大さじ3を入れて混ぜ、味をしみさせる。
- みりんでつやが出てきたら醤油を大さじ2.5~3入れて混ぜる。
- 赤唐辛子を入れひと混ぜし、いりごまを指で捻りながらかけて完成。
書いてるうちに食べたくなってきた。
ゴボウ買って来よう♪